【パチンコ計数管理】SA(スタート甘)、BA(ベース甘)、BOA(ベースアウト甘)

2021年7月27日計数管理

Aがいっぱい付いているだけで基本的にはS・B・BOと考え方は同じである。
各用語が特賞状態であることだけしっかり抑えておこう。

甘状態は特賞状態と考えて問題ない。

SA(スタート甘)

SA(スタート甘、以下SA)は甘状態でのSである。
感覚的ににSよりも高い値になると感じる方が多いと思うが、大方の機種で高い値となる。
理由は簡単で電チューサポートによるスタートへの入賞増に加えて、時短は時間短縮機能と言われるだけあって特図の変動時間が短くなるためである。

SAのちょっとややこしいところは確変・時短・b時短(遊タイム)・c時短(突然時短)で数値が変わる機種が増えていることだ。
また、ST機では回転数によってSAが変わったり、Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーンでは連チャン回数によってSAが変わったりする。

P大海物語4スペシャルの各SAは下記の通りである。
確変SA:13
時短SA:13
b時短SA:14

これらを各滞在比率に掛け合わせて合算のSAを出すこともできる。

合算SA:13.02

ちなみにSAは通常時で言うとSにあたる。

※通常状態の通常と混同するため、通常SAは時短SAと表記

BA(ベース甘)

BA(ベース甘、以下BA)は甘状態のBである。
感覚的にBよりも高い値になると感じる方が多いと思うが、大方の機種で高い値となる。
理由は電チューサポートによる賞球により、通常状態よりも多く払出を受ける事ができるからである。

BAも状態によって変わる機種(電チューの開放パターンが違ったりする)があるが、P大海物語4スペシャルでは特に大きな違いはない。

なお、小当りラッシュ機には小当りBAというものが存在する。
一般的な小当りラッシュ機は小当りラッシュ中の小当りBAは100を超える(1玉打てば1玉以上返ってくる)。
もしこの小当りBAと小当りラッシュ中のSAがわかれば小当りラッシュ1回転の払出と純増がわかる。

小当り払出(個/回転) = BA ÷ SA
小当り純増(個/回転) = (BA – 100) ÷ SA

純増を計算する時にBAから100を引くのは打ち出し分を消すためである。

計算例

Pベルセルク無双
小当りBA:627
小当りSA:30

払出:627 ÷ 30 = 20.9玉/回転
純増:(627 – 100) ÷ 30 = 17.56玉/回転
※少数第3位以下は切り捨て
※スペック表記のときは無駄玉無しを想定しているため高めの数値になる

なおこの払出・純増についてはアタッカー以外の払出(始動口・その他賞球口)などの払出とどこにも入らなかった吸い込み玉(所謂B%の甘版なのでBA%か)が含まれてこの数値となる。

この払出・純増に小当りラッシュの平均回転数をかければ、小当りラッシュでの期待払出・差玉を出すことができる。

簡易計算ツール



払出:
純増:
期待払出:
期待差玉:

※少数第3位以下は切り捨て

BOA(ベースアウト、甘)

BOA(ベースアウト、甘)は、甘状態のBOである。
BOをしっかり理解している方は大丈夫だと思うが特賞(連チャン)中の1回の大当り間のアウトとなる。

初当り(1連目)から2連目までの間、2連目から3連目までの間と各大当り間に存在し、その平均がBOAとなる。
1回転で当選しようが1,000回転で当選しようが連チャンという概念がその台にあれば存在するものになる。

SAとBAについては、公表値や運用値を見るしか無いがBOAはTSAとSAがあれば算出できる。

BOを理解していれば計算式は簡単に出るが
BOA = TSA ÷ SA × 100

計算例

P大海物語4スペシャル
TSA:105.99
SA:13.02

105.99 ÷ 13.02 × 100 = 814.05玉
※少数第3位以下は切り捨て

またTSAがわからなくても特賞中の変動回数がわかれば各状態のSAを使って計算できる。

簡易計算ツール


BOA:

※少数第3位以下は切り捨て

まとめ

SA・BA・BOAはAが付いただけでS・B・BOの親戚である。
基本的な計算式は同じなため、困ったときは親戚の計算式を思い出そう。

計数管理

Posted by まつげ