無職と学ぶパチンコ計数管理

2021年7月26日

この記事はパチンコの計数管理を無職が学ぶための備忘録になります。
なお、パチンコ業界での就業経験無しのパチンコスペックマニアが独学で学んだ事を元に作ったものになりますので間違った認識があればご指摘くださいまし。
※ここで扱うものは一般景品やその他経費が関わる事は考慮しておらず、特殊景品のことしか考えていません。

この計数管理を学べば、明日からのホール業務に何かしら役に立つかもしれませんが、知ったかとして罵倒される可能性も秘めている諸刃の剣です。
ご利用は自己責任でお願いします。

最初に理解しておくこと

個別で項目を設けるまでではないが、理解しておかないと他が理解できない基本中の基本の用語をしっかり理解しておこう

アウト

アウトとは打ち込み玉のことで、パチンコであればハンドルを捻って盤面に出た玉は全てアウトとなる。
※入賞口やアタッカーに入った玉でも盤面に出た以上、全てアウトになるので勘違いしないように。
現在は1分間に100玉が発射玉の上限の為、基本的には100玉=1分になる。(止め打ちなどをしたら変わる)

セーフ

セーフとはパチンコ台の盤面の入賞口やアタッカーに玉が入賞し、その結果払い出される玉のことである。
例えばヘソに入って3玉の払出を受ければセーフは3玉となる。

アウト・セーフを理解する

250玉の玉を借りて、20玉が賞球3玉のヘソのみに入賞し、持ち玉が全て無くなった時のアウトとセーフは

セーフ = 20 × 3 = 60玉
アウト = 250 + 60 = 310玉

※イメージしやすく4円パチンコでの1000円分の玉数を使用したが、計数管理では100玉を基準として考える

アウトとセーフは全ての用語に関わってくるのでしっかり理解しよう。

ちなみに出率はこのアウトとセーフで考える(機械割数とは別なので勘違いしないように)
出率(%) = セーフ ÷ アウト × 100

例であげた場合の出率は
60 ÷ 310 × 100 = 19.35(%)
1玉打ち込めば約0.2玉ほど返ってくる(約0.8玉失う)事になる。

パチンコの計数を学ぶ

パチンコの計数を学ぶためには、計数に使われる馴染みの無い用語とそれぞれの意味、計算が必要なものは計算式を理解する必要がある。
実際の機種を例にしながら進めていき、実際に自分で計算することでより理解が深まると思う。

計数用語

各用語で指定がない限りはP大海物語4スペシャルを例として扱う。
遊タイム付きでオーソドックスな確変ループ機のため、2021年現在いい題材である。

売上・粗利の計算をする

ここまで学んだ計数用語で売上と粗利の計算ができるようになる。
実際に以下の条件で、売上や粗利を計算しよう

算出条件

機種はP大海物語4スペシャル
貸玉/交換:25玉/28玉
客滞在率:145%
アウト:35,000玉
TS:303.5
S1:6.2
有効率:95%
BYmin:8.5
SA:13.02
BA:90
TY:3992.15玉
TO:1933.11玉

まとめ

実際に計算してみてどうだったでしょうか。
個人的には言葉に馴染みが無いので、言葉の意味を覚えるのが大変でしたが覚えて理解すると後はすんなり入ってくる感じです。
打っている時は千円スタートしか気にしませんが、こうやって粗利の計算をすると「取りすぎじゃない?」「還元してくれてありがとう」と思えてきます。
パチンコ屋は薄利で経営してるんだなってのもわかって面白いです。

また、1個賞球だから回らないんじゃなくて1個賞球なのに3個賞球のノリで調整しているから結果的に回らない機種が多くなってるんだなぁとか色々見えてくることもあります。

運用数値は適正なのかを今一度確認して、遊技台を我々に提供して欲しいと思いました。(無職並の感想)

お金を貰えたら私が計算するので連絡ください。
お金だけくれるのも大歓迎です。

Posted by まつげ