【パチンコ計数管理】売上、出率、機械割数、粗利の計算

計数管理

粗利を出すためには、調整による機種の売上・出率・機械割数が必要になる。
P大海物語4スペシャルの計算条件からそれぞれ求めていこう。

算出条件

機種はP大海物語4スペシャル
貸玉/交換:25玉/28玉
客滞在率:145%
アウト:35,000玉
TS:303.5
S1:6.2
有効率:95%
BYmin:8.5
SA:13.02
BA:90
TY:3992.15玉
TO:1933.11玉

売上の計算

売上の計算方法は売上玉を出し、玉単価を出した後にアウトを掛ければよい。
それにはまず売上玉を求める必要がある。
売上玉は「Bサ ÷ 客滞在率 × 100」で求めることができる。
算出条件に客滞在率はあるのでBサを求めれば自ずと答えが出る。

売上を求める

まずはBを求める。
S1が6.2でBYminが8.5なので
B = (6.2 × 3) + 8.5 = 27.1
B% = 100 – 27.1 = 72.9
有効率が95%なので
S = 6.2 × 95 ÷ 100 = 5.89
BO = 303.5 ÷ 5.89 × 100 = 5152.8玉
Bサ = 72.9 × (5152.8 ÷ 100) = 3756.39玉
特賞1回の売上玉 = 3756.39 ÷ 145 × 100 = 2590.61玉
特賞1回の売上 = 2590.61 × (100 ÷ 25) = 10362.44円

この計算条件では、特賞1回に付き約10,362.44円(2590.61玉)の売上(玉)が発生する事がわかる。
玉単価はこの売上から特賞1回分の総アウトで割れば1玉分の売上になるため
玉単価 = 特賞1回の売上 ÷ (BO + TO)
玉単価 = 10362.44 ÷ (5152.8 + 1933.11) = 1.46円

アウトが35,000なので
台売上 = 35000 × 1.46 = 51,100円

この算出条件のP大海物語4スペシャルは台売上が51,100円になることが簡単に求めることができた。

出率の計算

出率とは1玉の打ち込みに対して返ってくる玉数の割合である。
パチスロで出率などは耳にするが、パチンコでは聞き慣れないが調整(や設定)によってこの出率をコントロールし、ホールは利益をコントロールしている。

計算式は
出率(%) = 総セーフ / 総アウト

出率を求める

まずは数値が簡単な総アウトから
これは売上のときにも求めた(BO + TO)で簡単に出る
総アウト = 5152.8 + 1933.11 = 7085.91玉

総セーフは特賞中セーフに通常時セーフを足せば良い
特賞中セーフはTYを求める際に求めているのでそれを使う
特賞中セーフ = 4452.63 + 1472.62 = 5925.25玉
通常時セーフはBOにBを掛けたものになるので
通常時セーフ = 5152.8 × 27.1 ÷ 100 = 1396.4玉

つまり総セーフは
1396.4 + 5925.25 = 7321.65

出率 = 7321.65 ÷ 7085.91 × 100 = 103.32%

この算出条件のP大海物語4スペシャルは出率103.32%になることが簡単に算出できた。

機械割数の計算

機械割数とは売上玉に対する景品玉数の割合とでも言おうか。
この機械割数が分岐割数を超えたらホール側の赤字になる指標となる。

よく雑誌や機種紹介サイトで機械割と書かれているのは、言葉としてはこの機械割数であるが掲載されている数値は出率のことであって、出率を機械割として表記するのは誤用である。

計算式は
機械割数 = (売上玉 – ホール側の差玉) / 売上玉 × 10

機械割数を求める

売上玉は2590.61玉と出ている
ホール側の差玉は機械の出す差玉とは逆になるため
ホール側の差玉 = 総アウト – 総セーフ
ホール側の差玉 = 7085.91 – 7321.65 = -235.74玉

機械割数 = (2590.61 – (-235.74)) ÷ 2590.61 × 10 = 10.9割

この算出条件のP大海物語4スペシャルは機械割数が10.9割になり分岐割数の11.2割を下回っているのでホール側からしたら薄利ではあるが利益の出る台という事がわかる。

粗利の計算

アウト35,000の粗利を計算するためには玉粗利を出してアウトにかければ良い。
玉粗利を計算するためには通常~特賞終わりまでの利益を出し、その時の総アウトで割れば出る。

粗利の計算式は
粗利(円) = (売上玉 × 貸玉金額) × (1-(機械割数 ÷ 分岐割数))

粗利を求める

特賞1回の粗利 = (2590.6 × (100/25)) × (1-(10.9 ÷ 11.2))
特賞1回の粗利 = 227.56円

特賞1回あたり227.56円の粗利が発生することになる。
次に玉粗利を計算する。

玉粗利 = 227.56 ÷ 7085.91 = 0.03円

玉粗利が0.03円なのでこれにアウトの35,000をかければ台粗利となる。

台粗利 = 35000 × 0.03 = 1050円

この算出条件のP大海物語4スペシャルは玉粗利が0.03円で台粗利が1,050円となる。
ちなみにこの算出条件では千円Sは20.19回転/kなので、まぁ大体そんなものである。

まとめ

駆け足気味に説明したが、各用語を理解し計算式がわかれば遊技台の売上・粗利計算は電卓があればできるのである。

計数管理

Posted by まつげ