【パチンコ計数管理】TY(特賞寄り)、T1Y(大当り1回あたりの差玉)、TO(特賞アウト)

計数管理

そろそろ覚えておく情報もこの辺りで終わり
ここを超えたら実際に売上や粗利を計算することになるので、しっかり理解しよう

TY(特賞寄り)

TY(特賞差玉、以下TY)は特賞中の差玉のことで、1回の連チャンで得られる差玉のことである。
特賞寄りってなんじゃい!!ってなると思うので、特賞差玉と覚えておこう。

計算式は単純で
TY = 特賞中セーフ – 特賞中アウト(TO)

P大海物語4スペシャルのページにTYと平均払出を記載しているが実際は正確なTYと平均出玉ではない。

P大海物語4スペシャル 平均出玉

なぜ正確でないかと言うと、この数値は「アタッカーはこぼれ玉無し」「アタッカーはカウント数の玉しか打ち込まない」「電サポ中は考慮しない」としているためである。

ボーダーやトータル計算を算出する際はこれで十分であり、これにより出たトータル確率と実際に打った時の1R出玉で期待値が出るのであるが、パチンコ計数の世界ではここをもっと詳細に計算する必要がある。

アタッカー関連は図柄停止から大当りスタートまでがどうとか、ラウンド間がどうとか色々関わってきて面倒なので今回は無視する。
そのため、大当りラウンドによるアウトは
4452.63 – 4155.78 = 296.85玉

後は上記算出で無視していた電サポ中を調べれば特賞中のアウトとセーフが出る。

P大海物語4スペシャルのBOAは814.05玉であるため、これに特賞中の平均連2.01連をかければ電サポ中のアウトが出せる。
814.05 × 2.01 = 1636.24玉

もしくは、電サポ回数 ÷ 合算SA × 100でも求める事ができる。
213.04 ÷ 13.02 × 100 = 1636.25玉
個人的には特賞中の平均連をわざわざ考えなくてもいいのでこちらの方が楽である。

※誤差は小数点の丸めの影響、SAを使った数値を使う

出荷時のBAが90となっているので電サポ中のセーフは
1636.25 × 90 ÷ 100 = 1472.62玉

つまり、電サポ中は
アウト:1636.25玉
セーフ:1472.62玉

TY = 特賞中セーフ – 特賞中アウト(TO)なので
(4452.63 + 1472.62) – (296.85 + 1636.25) = 3992.15玉

3992.15玉P大海物語4スペシャルの計数管理における計算上のTYとなる。

T1Y(大当り1回あたりの差玉)

T1Y(大当り1回あたりの差玉、以下T1Y)は、特賞1回あたりの差玉のことである。
大当り1回での差玉になるため、面倒だから「アタッカーはこぼれ玉無し」「アタッカーはカウント数の玉しか打ち込まない」としている今回はラウンドによる獲得玉÷平均連をすれば良い

4155.78 ÷ 2.96 = 1403.97玉
※1400玉にならないのは少数の丸めの影響

P大海物語4スペシャルのような10R固定の台であればこの理論T1Yと実際のT1Yを見て不正や技術介入などがわかるようになるかもしれない。
ラウンド振り分けが当たり前にある今、簡単にはいかないだろうがそういった指標にもなる気がする。

TO(特賞アウト)

TO(特賞アウト、以下TO)は特賞中におけるアウトのことである。
TY算出の時に計算に出ている(296.85 + 1636.25)がTOとなり今回の算出条件であれば1933.11玉である。

仮に特賞中ずっと玉を打ち出していれば
1933.11 ÷ 100 = 19.33(分)

P大海物語4スペシャルは特賞開始から終了まで平均19.33分あれば消化できるということがわかる

まとめ

TYとTOは粗利を計算する時に必ず必要となるため、何が必要でどう計算すれば良いかをしっかり理解しておこう。

計数管理

Posted by まつげ